ゲンバアイとは

インターネットで工事写真管理:Genbaeye

  ゲンバアイとは  
  開発の経緯 1..あるハウスメーカーからの相談
    2.試行錯誤の末
    3.明らかになった問題点と目標
  コンセプト 1.存在意義
    2.目的を達成する為のデザイン
  デザイン 1.画像アップの簡素化がGenbaeye(ゲンバアイ)の5年間の歴史
    2.オプティマイズ(最適化)されたログインレベルによる表示画面
    3.便利な機能も不必要なときは姿を隠します
    4.料金に関わる操作には分かり易く統一された画面でお知らせ
    5.お施主様のページはシンプルなHTMLのみで構成されています

■ゲンバアイとは

 現場の写真をインターネット上で公開し、現場管理の支援をして行くWEBサービスです。画像を登録していく箱を基本的に工程名で行っていくためその箱を利用し簡単に工程表が作成できます。またお預かりした画像は即座にレポートしていつでも簡単に出力することが出来ます。
 工事関係者間では工事の進捗状況や工程管理、または業者の手配等のスムーズな運営のお手伝いを行います。
 お施主様への公開では、品質のアピールを工務店様から能動的に行うことが出来ます。建築現場が遠隔地の場合ではお施主様へのサービスとして、大変喜んで頂けております。
 携帯電話での画像登録や閲覧を完全にサポートしております。機種はDoCoMo,au,SoftBank(Vodafone)と最新の携帯電話を随時対応検証しております。


■開発の経緯

1.あるハウスメーカーからの相談
 1999年、新規の注文住宅部門を発足させたあるハウスメーカー様から「少人数で多くの物件数を、しかもかなりの広範囲を管理しなくてはならず、インターネットを利用して効率よく現場管理が出来ないものだろうか」という御相談をいただきました。地域は東京、埼玉、千葉、神奈川、群馬の1都4県にまたがり、関係業者63社の全面的な協力をベースに共同開発体勢を敷きシステムの模索が始まりました。
 この頃はまだインターネットへのインフラも整備途上の段階で、現在(2006年)とは格段の差がありました。作るものも見えず、さらに出来上がるかすらわからないプロジェクトに当然予算が付くはずも無く、無償での開発という形でのスタートでした。

2.試行錯誤の末
 今で言うWebカメラのような、「現場にカメラを設置していつでも見えるようにしたらどうだ」と言う意見も出て検討がなされました。「人の居ない現場に高価なパソコンなど置いて大丈夫か」とか「上棟したら次は中が見たいがカメラは動かすのか」など映像の配信をするのにパソコンが必要だった頃の話です。そしてカメラの設置には問題が多すぎて次の案が考案されました。
 「現場では写真を撮っているのでこの写真をインターネット上で関係者がいつでも見るようにしたどうだろう」とい意見が出され、この意見が元でGenbaeye(ゲンバアイ)の原型が生み出されていきます。
”現場で撮影した画像を会社に戻りパソコンを使って特定のサイトへアップロードする。”
このたった1行の概要を実際のシステムとして実現、実装していく過程で、数多くの乗り越えなくてはならい問題が山積していることを知りました。

3.明らかになった問題点と目標
 実際の作業を行う現場サイドの職人様方のパソコンの知識レベルも含め、一番の問題点が浮き彫りになってきました。その問題点とは「画像をアップロードする行為を如何に分かりやすく簡素化していくか」というものでした。実はこのテーマが発足当時からまた現在も含めGenbaeye(ゲンバアイ)の中核をなしていくことになります。
 まず当社のWebサイト内に専用のアドレスを設け、特定のユーザーへのログイン環境を作りました。先のテーマを解決する為に、JPEGの画像をアップロードする専用のプログラムを作成し、協力業者様方へ配布いたしました。このときのアップロードを分かりやすく簡素化していくツールはその後進化を果たし、現在では専用のプログラムではなく、DdPicVer3(2006/07)というActiveXの形でGenbaeye(ゲンバアイ)に実装されています。
 DdPicVer3では、ファイル名ではなく画像を目で確認しながらファイルエクスプローラからインターネットエクスプローラへのドラッグ&ドロップだけで画像の選択が行え、その場で指定された画像のサムネイルを確認でき、そのままボタンの1クリックで画像のアップロードが出来るところまでに進化しています。
 そしてこの画像アップの簡素化が他社のサービスとの大きな差異になっています。


■コンセプト

1.存在意義
 現場の写真をインターネット上で共有し、現場の工程管理および品質管理等に利用していこうというシステムは、大手メーカー等は既に稼動状態にあります。ですがまだお施主様への公開まで行っている大手メーカーは少なく踏み切れないでいます。年間1万棟を越える大手ハウスメーカーが近い将来、このようなサービスを施主公開までに広げてきたときには、自分の家の出来上がっていく様子をインターネット上で観られることが当たり前になり、常識になる日が来るのではないかと思います。
 常識となった時にこのようなお施主様へのサービスをしようと、工務店様が独自にシステムを構築するとなると、あまりにも開発、運営、保守のコストがかかりすぎてしまい実際に開発できる企業は限られてしまいます。ですが昨今、構造偽装問題等で施工の品質が問われており、小さな工務店様ほど大手にも引けを取らない品質を能動的にアピールしていかなければならなくなります。ここにGenbaeye(ゲンバアイ)の存在意義があります。
 日本の建築業界から手抜き工事や不良な物件をを無くして行こうというスローガンの元、悪徳業者を摘発するのでなく、一生懸命行っている工務店様のお力になることが出来るようにという視点を持って、誰もが利用できるようなサービスを供給していくことが使命だと思っております。

2.目的を達成する為のデザイン
 Genbaeye(ゲンバアイ)の存在意義が「誰にでも使える」ということである以上、デザインコンセプトの最も重要な柱は「ユーザーオリエンテッド」という事になります。
 先の「開発の経緯」でも触れましたが、サービスの実装レベル(システム)としてもっとも重要な部分は「画像アップの簡素化」に行き着くのですが、これも結局のところユーザーオリエンテッドの表れなのです。


■デザイン(コンセプトを実現する為に)

「ユーザーオリエンテッド」を実践する5つの視点


1.画像アップの簡素化がGenbaeye(ゲンバアイ)の5年間の歴史
 2001年のサービス開始当時は、画像アップ専用のプログラムを作成し配布をしていました。この方法も当時としては良かったのですが、ユーザーはこのプログラムの使い方を覚えなくてはなりませんでした。何としてもユーザーの負担を減らすべくマニュアルレスでサービスを提供する方法をと、それ以来ずっと模索してきました。
 その後、プログラムを使うのではなくWeb上のボタンでユーザーのPC内の画像データファイルを選択させ、アップロードを行う方法に切り替えました。格段にスマートな実装方法になり、バージョンアップやサポートも以前に比べスムーズに行えるようになりました。ですがこの方法にも欠点があり、画像選択がファイル名指定のため画像の確認に手間がかかりました。そしてある日、お客様からプライベートな写真がアップされてしまうという間違いが起きてしまいました。アップされた写真は、Genbaeye(ゲンバアイ)の基本機能である「施主表示OFFがデフォルト」という機能のため事故には至らなかったのですが、当社ではこれを期に、画像アップ時に画像の内容を目で確認できるようなツールが必要不可欠だということが提起され直ちに開発が始められました。
 そして現在では、「画像データのアップロード」はDdPicVer3としてActiveXと形を変えて、ファイルエクスプローラーからインターネットエクスプローラーへのドラッグ&ドロップだけで画像の選択が行え、その場で指定された画像はサムネイルで確認することができます。その後1回のマウスクリックで画像アップが終了するまでに進歩しています。これも全て「ユーザーオリエンテッド」の表れです。


2.オプティマイズ(最適化)されたログインレベルによる表示画面
 ログインユーザーの権限によりシステム内部の機能の制限があります。これらのサービスメニューは、機能が充実してくるとおのずと増えメニューが所狭しと並びだします。最高権限の管理者はしかたがないとしても閲覧のみのユーザー、たとえばお施主様のような場合は、不必要なメニューは画面上に無くすっきりとした構成の画面の方が使いやすくなります。Genbaeye(ゲンバアイ)では各権限の機能に応じたメニューが、必要なものだけで構成され、統一感はそのままに各ページが個別にデザインされています。
 たとえば、お施主様に関しては、1プロジェクト1物件の場合が多く、この場合は1つの選択肢から1つを選ばせるという行為自体が無意味なので、プロジェクト選択画面と物件選択画面は自動的に省略されます。結果お施主様はログイン後直ちに自分の物件の工程選択画面から始められるようになります。この工程選択画面では新たに画像がアップされた工程に[up]マークが付与され工程を選択しやすくしてあります。結果お施主様はログイン後1回のマウスクリックで目的の画像のサムネイル一覧へとたどり着くことが出来るようになり、あとは大きく見たい画像をクリックして拡大表示させるだけです。


3.便利な機能も不必要なときは姿を隠します
 Genbaeye(ゲンバアイ)を使って行く上でかなりの棟数が運用されてきますと、一覧表示にも1画面内に収まらずスクロールしなくてはならなくなります。そのときのために、各フィールドには、ソートボタンや絞込み検索入力欄が備えてあります。一覧が100棟を超えてくるようなお客様には絶対に不可欠なツールです。ですが年間5棟程度の工務店様にはきっと全く不必要な機能でしょう。こういった不必要な機能で画面が埋め尽くされていくこと自体は、本来使いやすさとは相反することだと思っております。よってGenbaeye(ゲンバアイ)では、一覧表示で棟数を検査し自動的にメニューの初期値をコントロールしています。ですがこの隠れた機能もすぐに呼び出せるように小さな分かりやすいアイコンが表示されていることは言うまでもありません。


4.料金に関わる操作には分かり易く統一された画面でお知らせ
 Genbaeye(ゲンバアイ)は、従量課金制のWEBサービスであるために操作の過程で課金される場面が出てきます。容量の追加や期限の延長、さらには契約形態により金額の単価も場合により変動するため、きめ細かく注意書きを表示しています。これにより、課金用の注意書きが出てこない限り課金されないことが予め分かっているので安心して使うことが出来るようになっています。物件の事前登録や、雛形工程の追加、ユーザーIDの発行など、無料のサービスが数多く存在するのですが、ユーザーは迷わず安心して操作することが出来るよう配慮されています。


5.お施主様のページはシンプルなHTMLのみで構成されています
 現在のWebサービスでは、ASP、Java、ActiveX、COM、DOM、Ajaxと色々な技術が組み合わされて提供されています。Genbaeye(ゲンバアイ)でも管理者メニューでは、雛形コメント入力のポップアップ選択画面やカレンダーコントロールによる日付入力など上記の技術等が使われています。そしてこれらの技術は少なからずセキュリティとの問題が潜在しています。
 これらのコントロールを使用するには、使用されるお客様側のPCのインターネットにおけるセキュリティ設定に何らかの制限事項が含まれてきます。管理者側には、Genbaeye(ゲンバアイ)のサービスのお客様ですので当社からのサポートと言う形で御説明できるのですが、お施主様は、Genbaeye(ゲンバアイ)のユーザーである工務店様のお客様でありますので、お施主様のPCの設定や操作等で疑問や質問が生じては、工務店様等に必要の無い御負担を掛けることになってしまいます。これではせっかくのサービスも本末転倒になってしまうため、お施主様のIDでログインされた後の表示ページは、全てシンプルなHTMLのみで構成するように考慮されています。


エンドユーザーであるお施主様が迷わずにサービスを利用できることが、結果としてGenbaeye(ゲンバアイ)のユーザー様のためになるのだと思っております。